まず、この問題に対する当方の姿勢は前田久氏のツイート(
これとか
これ)と果てしなく同じです。
ここからは自分による補足になりますが、『レイプレイ』のときもそうだったと思うんですけど、エロゲ業界は「18才未満の方には売りません」「海外には売りません」というのをエクスキューズにしています。
したがって、たとえそのエクスキューズがどんなに世間で有名無実化
※していようと、自分からあんなのは建前ですよと言っていると取られかねない行動をするのは望ましくありません。
※ 有名無実化というのは18禁ゲーム原作のアニメや漫画が制作されていること、全年齢向けの雑誌で18禁ゲームが紹介されていることですが、その是非は別のところで議論するべきだと思います そこで気になるのは、じゃあ各協力メーカー様は何故協力することを選択したのか? ということです。丁重にお断りしておけば、波風が立つことはなかったはずだから。
可能性としては、以下の理由が考えられます。
・あんまり深く考えず、気軽にOKした 正直考えたくありませんが、無いと言いきれないのが怖い。
・どんな形であれ自社作品がアニメに登場するのは宣伝になると思った いわゆるアニメ内広告的な考えですね。どんだけ効果があるかはわかりませんが、何気に未発売のゲームパッケージを提供しているところもあるので、そういう期待がゼロではないのでしょう。
・情報誌も出している出版社からの依頼を断わるのはカドが立つと思った おそらく協力依頼自体はアニプレックスあたりから行っていると思いますが、原作ラノベはアスキー・メディアワークスから出版されているものです。実際、G'sマガジンとかでは大々的に展開されてますしね俺妹。
各メーカーにしてみれば、アニメ会社から「AMW原作のアニメ作品で協力してほしいんですけど……」と言われたら、それにどう答えるかでアスキー・メディアワークスの印象は変わるだろうな、と考えちゃいますよやっぱり。協力すれば何らかの見返りがあると期待したり、逆に断われば悪印象を与えて何かに響くのではと考えても不思議ではありません。
もちろん、アニプレやAMWの側には、メーカーに対して圧力をかけるなどという意図は99.9%無いと信じたいけどね……。
ってなことを考えていたところ、またこんなのが増田にあがりました。
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俺妹アニメ問題について協力エロゲ会社の中の人の言い訳。 これが事実だったら引くわーって感じです。
アニメサイド的には、秋葉原のシーン(実際、原作には登場します)でパッケージを使いたい→パッケージの使用許可はもらったから桐乃の部屋のシーンにも使おう、みたいなノリだったのかもしれません。使用許可をもらうのに、登場シーンすべてを説明する必要は無いと考えた可能性はあります。
ただ、これはエロゲメーカー的には騙されたっていうか、はしご外された気分になりますよ?
ああいうシーンでパッケージを使われて、協力ってクレジットされたら、非難されるのはエロゲメーカーです。実際いまそうなっているわけですが。
すべてを知っていて協力したのならともかく、こんなハンパな説明だけでパッケを使われたら、文句のひとつも言いたくなるのが当然というものです。
もしこんなことが本当にあったのであれば、エロゲメーカーさんは当然アニメサイド各社をよく思わないでしょう。アニプレあたりは別にエロゲメーカーに恨まれようが何とも思わんでしょうが、アスキー・メディアワークスにとっては死活問題になりえます。
なぜなら「AMWの言っていることは信用できない」という印象を与えてしまったら、情報誌編集部がメチャクチャ困るからです。情報誌編集部側的には俺妹アニメに関わっている部署と情報誌を出している部署は違います、うちは誠実です、という言い訳もありましょうが、それがどこまで信じてもらえるかっちゅう話なんですね。
これが大きい会社同士のやりとりだったら、あの部署のやったことは忘れてこっちはこっちでやりましょうみたいな話もできるでしょうが、エロゲメーカーは小さい会社です。自分が小さいぶん相手も小さく思えちゃうというか、「あの会社はみんな同じ」みたいな考えに陥る可能性はありますね。
以上のように、増田に書いてあることは実際にやったらAMW的には死活問題だろうと思ったので、自分は上の増田を信用したくないわけです。
……と、だらだら並べてきたところで結論を述べます。
今回の協力問題でやり玉にあげられるのは、基本的にエロゲメーカーです。
しかし、そのエロゲメーカーに協力を依頼したのはアニメ制作委員会各社なわけで、そもそもこんな依頼を出さなければ何も騒がれることはありませんでした。
したがって、今回はアニメ制作委員会各社が自重するべきだったのではと僕は思います。はっきりいって、エロゲのパッケージは100%創作でも何ら問題の無いシーンですから。
まあ、騒がれるのも全てひっくるめて炎上マーケティングだというなら、何も言うことはないのですが。
ただ炎上マーケティングをするなら、関係ない人や会社、組織に迷惑かけるのはやめていただきたいです。